ケン・ブランチャード博士の「リーダーシップ論[完全版] (ダイヤモンド社)」ではSSL (Self Leadership)について次のように記述しています。
「ではどうしたら自律(セルフ)リーダーが育つのか。階層ピラミッドを逆さにして、自律(セルフ)リーダーとしての責任を持ちましょう、と告げるだけはもちろんうまくいくはずもない。権限移譲を助長するスキルと心構えを教えることで、人々は自律(セルフ)リーダーへと成長していく。」
ここで、ケン・ブランチャード博士が述べている
「権限移譲を助長するスキルと心構え」を習得するのがSSL研修です。SSL研修では、メンバー(部下)が、自分が成果を上げるために必要なものは何かを自ら考え獲得することを学ぶのです。
リーダーがSLII®を学び、メンバーがSSLを学ぶと、組織には相乗効果が生まれることが期待できます。
実際にSLII®研修とSSL研修を導入することで高い組織的成果を実現した弥生株式会社では、具体的には、次のような効果が挙げられました。
・SSLを学んだ部下にとっては、「上司がSLII®を知っているという安心感」がある。例えば、部下から、「僕はこの業務においてはD2ですから」と上司に申告することで、上司に指導を依頼することができる
・一方部下がSSLを学んだ上司にとっては「部下がSLII®を知っているというプレッシャー」があり、部下に適切なリーダーシップスタイルをとることが促進される