米国のTraining Industry社は、毎年、各分野の研修会社のトップ20社を選出していますが、2016年もリーダーシップ研修のトップ20社にケン・ブランチャード社が選ばれました。これで7年連続のランクインです!
さて、そのTraining Industry社のCEOであるDoug Harward氏は、2016年の研修業界に関するトレンドを10個挙げています。今回は、それをご紹介しましょう。
- 研修効果を定着させるために、受講後のフォローが今までにも増して重要になっている
- 神経科学の進展に伴い、学習方法の有効性が科学的に証明される日が近づいている
- コンピテンシーに関するデータをクラウドソーシングするなどして、コンピテンシーと研修体系を連動させる動きが出はじめている
- 研修講師は教える内容の専門性や実務経験を有していることが求められている
- モバイル端末で動画を見る学習方法が人気となっている
- LMSなどの学習支援ITシステムはクラウド化が進み、アプリなどを使って研修の企画、実施、モニタリング等を行う日が近づいている
- 技術進化と共に研修事業に参入するベンチャー企業が増えており、大企業は、自前で研修を開発するのではなく、アウトソーシングするようになってきている
- 従来型の大学や専門学校に代わり、MOOCsやプログラミング集中講座に代表されるような新しい形態の実務訓練コースが急浮上している
- 研修サービスのアウトソーシングは、2015年には6.25%増と堅調に伸長しており、今後も増加することが見込まれる。ただし、研修ビジネスのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)はさほど伸びていない
- 雇用の傾向については、売り手側(研修専門業者)での雇用ニーズは一定程度あるが、買い手側(一般企業の研修部門)の雇用ニーズは弱含みである
(Training Industry Magazine 2016年冬号を参考に執筆。原本はこちら)
アメリカ特有の事情もありますが、日本でもこのような変化を感じることはありますでしょうか?
ブランチャード社においてSLIIがこのたび刷新されたのは、このようなトレンドに対応するのが理由の1つです。私たちは、これからも、普遍性のある内容を最新の方法でお届けすべく、努力してまいります。
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