マネジャー向け研修の効果を確実に上げる方法
企業の研修予算の最も多くがマネジャー層に充てられていると言われています。マネジャーが優れたリーダーシップを発揮できれば、そのマネジャーの下にいるメンバーも活躍しやすくなるわけですから、マネジャー層に投資をするという考えは至極当然でしょう。
では、そのマネジャー向けリーダーシップ研修の効果が職場で確実に創出されるようにするには、どうしたらよいでしょうか?
世界中の有力企業のマネジャーが受講しているブランチャードのSLII®研修では、マネジャーがメンバーを適切に指導するための方法論とスキルを学びます。受講者したマネジャーの皆さんからは、「メンバーが変わった!」とか「部署の業績が上がった!」といった嬉しい研修成果の報告が数多く寄せられます。しかし、マネジャーとて万能ではありませんから、思うような成果を上げられないケースも見受けられます。「理論を知らない部下に、自分がやろうとしているリーダーシップ・スタイルの意図をなかなか理解してもらえない」などといった声が聞こえることもあります。
そのようなとき、私たちは、ブランチャードの「セルフ・リーダーシップ」研修をメンバー層(部下側)に展開することをご提案しています。このセルフ・リーダーシップ研修では、SLII®と同じ理論に基づき、受講者であるメンバー(部下)自身が自分のモチベーションを上げたり、マネジャー(上司)にサポートを求めたりする方法を学びます。
つまり、次の図が示すとおり、
・マネジャーはSLII®を通じて
・メンバーは「セルフ・リーダーシップ」を通じて
同じフレームワークの下に、それぞれの立場に必要なスキルを習得することになり、いわばマネジャーとメンバーが表裏で学ぶような形になるのです。
そして、企業が両プログラムを導入することで、マネジャーとメンバーの間で、理論やフレームワークの相互理解と、用語の共通言語化が進み、研修効果がシナジーを生むことが期待できます。
実際に、SLII®とセルフ・リーダーシップの2つの研修を導入した米国のPower River Energy CorporationのCEOであるマイク・イーズレー氏はこのように述べていらっしゃいます。
「コミュニケーションにおける共通のツールを全員に与えたことで、部下の技能や意欲や自信を高めることができる優れたリーダーを育てられただけでなく、自分の業績結果を向上させるべく自発的に行動する社員も育てることができました。2つのプログラムを同時に活用することで、リーダーたちが部下と真のパートナーシップを確立できるようになりました。」
国内でもこの2つのプログラムを並行して採択する企業様が増えています。
(事例:ボストンサイエンティフィック様、デンツプライシロナ様)
マネジャー層とメンバー層の両方が同じ理論を学びパートナーシップを確立し、研修効果をさらに上げる取組みを、是非ご検討ください。
マネジャー向け:SLII®公開講座情報はこちら(PDFが開きます)
メンバー向け:セルフ・リーダーシップ公開講座情報はこちら(PDFが開きます)
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