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リーダーシップ・部下育成

ブランチャード流コーチング:4つのステップx4つのスキルx4つのレベル

ブランチャード・インターナショナルでは、上司や先輩が優れたコーチとなるためのコーチング研修(「コーチング・エッセンシャルズ」)を提供しています。

その研修教材の冒頭には、次のような文章がでてきます。

******************
私の人生のコーチは、パーソナルトレーナー、教師、何でも話せる人をすべて一緒にした人で、精神的にも肉体的にも私を助けることを最上の目的としているような人。
私の人生のコーチは、他の人が気づかない私の将来性に気付く。


私の人生のコーチは、私のことを大切に思ってくれ、私の未知の可能性を見出し、より良い人間になれるよう手助けしてくれる。
(中略)
オリンピック選手にコーチがいなかったら、選手たちはどんな人間になっていただろうか。私たちのように、普通の人になっていただろう。
オリンピック選手のコーチを見てみなさい。彼らがどう自分の選手を見守っているか見てみるといい。自分にもそれくらいの注意が向けられたらと思わないか?人生のコーチが欲しいと思わないか?
******************

これはシカゴ・トリビューン紙に掲載されたメリー・シュミッシュ氏によるエッセイからの抜粋です。
研修では、この記事を読んだ参加者らは、優れたコーチの存在がいかに組織の成功に重要かを確認し合います。その上で、コーチングの具体的なやり方を学んで行きます。

ブランチャードのコーチング・モデルは、4つのコーチング・プロセス、4つのコーチング・スキル、そして4つの開発レベルから成り立っています。

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SLII®を学んだ皆さんであれば、開発レベルとは、メンバーの意欲の技能のレベルの組み合わせによって、D1レベルからD4レベルまで定義されていることをご存知ですよね。コーチング研修では、それぞれのレベルに対して行うコーチングのコツを学ぶことができます。中でも、最も人数比率が高いD2レベルとD3レベルのメンバーへのコーチングはとても大切です。

また、 メンバーの開発レベルの把握をすることなく、やみくもにコーチングをすることは逆効果にもなりかねません。たとえば、自分が部下の立場だったときに、「この仕事は自力でできるのに、なぜコーチングされなくてはいけないの?」とか、「コーチングはいいから、さっさとやり方を教えてくれればいいのに」などと感じたことはありませんか。ブランチャード社は、コーチングを学ぶ前にSLII®を学ぶことをお薦めしていますが、その理由がこれです。コーチングをするときは、相手の4つの開発レベルを念頭に置いておくべきなのです。

次に、4つのコーチング・スキルについて簡単にご説明しましょう。
1. Listen to learn じっくり聞いて学ぶ
2. Inquire for insights and ideas 気づきやアイデアを引き出す
3. Test for truth 真実であるか検証する
4. Endorse 認め励ます

コーチングを実践しようとする人がよく口にする悩みとして、「相手の話を聞くことが大事というのだけど、相手が勘違いしていたり、誤っていたりしたら、どうするのか」ということがあります。そのときに必要となるのが、3番目のTest for truthのスキルです。コーチは、相手に対し、事実やデータを伝えたり、現状に向き合ってもらったり、「本当にそうなのか」「こんなときはどうなのか」とチャレンジしたり ということをします。
もっとも、そういったことは、コーチング・プロセスの1番目であるConnect(信頼関係の構築)を経た後に行うべきであることは言うまでもありません。

ブランチャードのコーチング研修では、コーチング・プロセスとコーチング・スキルのそれぞれを習得した上で、応用演習を行います。
特徴的なのは、受講者が実際に職場で行う必要があるコーチング場面を想定して練習することです。つまり、ロールプレイではなくリアルプレイです。これによって、研修後に職場に戻って、コーチングを即、実践することが可能になります。

ブランチャードのSLII®ならびにコーチング研修を導入し、社内の人材育成力を強化しませんか?

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