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SLII®導入企業事例SLII®有効活用法リーダーシップ・部下育成

【事例紹介】日立アカデミー様と探る!SLII®リアル事例から学ぶリーダーシップ

2025年7月25日、株式会社日立アカデミー研修開発本部 L&D第一部 部長 吉岡 舞美様をお迎えし、「SLII®のリアル事例から学ぶリーダーシップの在り方」をテーマにウェビナーを開催しました。 参加者の皆さまから多くの共感と学びの声をいただき、大変意義深い時間となりました。

今回のセミナーでは、世界で実績のあるリーダーシップモデル「SLII®」をご紹介するとともに、日立アカデミー様での導入事例を深掘りしました。


SLII®とは?

SLII®は、ケン・ブランチャード博士が開発したリーダーシップモデル。部下一人ひとりの「技能(スキル・知識)」と「意欲(やる気・自信)」に応じて、リーダーが、指示型、コーチ型、支援型、委任型の4つのスタイルを柔軟に使い分けるというものです。セミナー冒頭では、SLII®が初めての方にもわかりやすく「3つのスキル」や「開発レベル」の考え方を解説しました。

日立アカデミー 吉岡様が語る、SLII®導入のリアル

本セミナーのハイライトは、吉岡舞美 様との対談でした。コンサルティング営業からキャリアをスタート。リーマンショックによる整理解雇を経験され、その後、日立グループで派遣社員としてキャリアを再開。その後、社員となり、現在は3つのチーム、総勢48名のメンバーをリードされています。

SLII®との出会いの中で、「状況に応じてリーダーシップスタイルを変える」という明快さに魅力を感じたことが、導入の大きな決め手となったそうです。特に日立のエンジニアの特性と相性が良く、社内ニーズとも一致していたとのこと。

これまでに約1,000名のマネジメント層が受講しており、多くの受講者が効果を実感。プログラムへの信頼が組織全体で高まったそうです。

現場定着の“コツ”――「リーダー自ら工夫すること」&「メンバーへの働きかけ」

リーダー自らが工夫すること:メンバーの開発レベルを把握し続けるための観察

  • 複数タスクのキーとなるタスクの優先順位づけ
  • 追いたい成長ポイントの観察 (どう行動変容しているか、またはしていないか)
    →「意欲」「技能」それぞれの推移をウォッチ
  • 日々の1on1で観察した開発レベルが合っているかをメンバーに直接確認する

メンバーへの働きかけ:SLll®モデルを学び()、活用する

  • 自分で自分の開発レベルを特定(推察)させる
  • それを持ってリーダーと1on1を実施させる
  • FBをもらって次回までのアクションを考えさせる
  • 実践した結果や感想を次回の1on1で共有してもらう
  • 目標制度とリンクさせて自分の成長プランを考えてもらう

セルフ・リーダーシップ (C&M方式) 研修 (反転学習+全編オンラインの約2か月のプログラム)を提供

リーダー、メンバー双方に働きかけることにより、組織内でSLll®モデルを「共通言語化」として定着させ、組織内の対話、意思決定の質をより高め、メンバーの自律につなげています。

そして最後に、『これまでは、日立グループ内6つのリージョンでそれぞれ単独の育成、学習施策を展開してきましたが、今後は「One Hitachi」をさらに加速させるため、グローバルに向けてSLII®をはじめとするリーダー教育を拡充していきます』というビジョンを共有いただきました。

参加者の声(抜粋)

「リアルな実践事例が聞けて、大きな刺激を受けました!」
「吉岡さんのこれまでのご経験に基づくメッセージに勇気をもらいました」
「自社も導入を考えていましたが、今回の話を聞いて前に進めようと決意しました」
「在宅勤務が多く、部下の開発レベルの見極めに悩んでいたが、観察のポイントがつかめた」
「SLIIとDiSCの併用事例が聞けたのは貴重でした!」

SLII®は、単なる理論ではなく“実践知”

SLII®は、「知って終わり」の理論ではなく、現場での対話と意思決定を変える実践知だということ。特に印象的だったのは、吉岡様のこのメッセージ。

「まずは自分がやり続けること。継続がすべてです」

「継続は力なり」。リーダーがSLII®を学び、タスクごとに開発レベルを診断し、必要なスタイルで関わり続ける。そしてメンバーも自己認識を高め、自分の開発レベルを言語化して支援を求める。その小さな一歩の連鎖が、“自ら考えて動く人材”を育て、組織の実行力を底上げしていくのだと改めて感じました。

次回のセミナーや研修でも、SLll®を活用したリアルな事例をお届けしてまいります。貴重な知見を共有くださった日立アカデミーの吉岡様、そしてご参加いただいた皆様、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
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株式会社日立アカデミー 研修開発本部 L&D第一部 部長 吉岡 舞美 氏
プロフィール: 就職氷河期1997年にコンサル営業として社会人スタート。その後の転職でもフロント業務を担当し、顧客の売上規模に関わらず、のべ50社を担当。営業は天職と思っていたが、人財育成業務に興味を持ち人材派遣会社へ転職、会社の業績悪化による整理解雇で路頭に迷う。日立グループへは2010年に転職で派遣入場、その後、事務職からビジネス系研修企画開発/登壇業務に携わり、現在はDX・GX・ビジネス・プロジェクトマネジメントサービスの取り纏めを担当している。


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