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ケン・ブランチャード社からの最新情報リーダーシップ・部下育成

リーダーシップ観~あなたはどんなリーダーですか?

あなたは、もしくはあなたの周りのリーダーたちを突き動かすものは何ですか?自身の「リーダーシップ観」を知り、チームメンバーに開示する重要性と、その方法をケン・ブランチャード博士がまとめました。


リーダーシップを学んだことのある人なら誰でも理解していることですが、世のリーダーの中には自己認識が欠けている人もいます。こうしたリーダーは、自分のリーダーシップに対する考え方やスタイル、またそれが自分の中でどのように形成されてきたのか、深く考えたことがありません。さらに、リーダーとしてだけでなく、一人の人間として自分を知ってもらうことが、チームメンバーにとってどれほど重要であるかを理解していないのです。

もし直属の上司が、自分自身について一切語らず、リーダーとしての価値観やモチベーションについて、全く情報を共有してくれない場合、メンバーはそのリーダーを信頼したり積極的に関わったりする理由がありません。なぜなら、そのリーダーのことを実際によく知らないからです。

リーダーシップの観点を育む4つのステップ

あなた自身のことを他の人に理解してもらうために、「リーダーシップ観」を養う時間を取りましょう。次の質問にどう答えるか、少し考えてみてください。

あなたは自分のことをどのようなリーダーだと思っていますか?あなたを突き動かすものは何ですか?毎朝起きて仕事に向かい、リーダーとしてチームメンバーを導くモチベーションは何ですか?

一般的にリーダーシップに対する自分の感情や哲学について説明はできるかもしれませんが、そうした考えがどこから来たのかを考えたことはありますか? こうした質問に対する自分なりの答えが見つかれば、あなた自身の「リーダーシップの観」を確立する道筋を順調に進んでいくことができるでしょう。明確で、誰でも学ぶことができる「リーダーシップ観(Leadership Point of View)」を確立する旅として、よく考えるべき4つのステップを踏んでいく必要があります。以下でそれらのステップを共有しながら、私自身の「リーダーシップ観」の一部を紹介します。

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1.あなたの人生において、あなたのリーダーシップに対する想いを形づくり、刺激を与えてくれた重要な人物を特定し、書き出してみましょう。あなたにとって先生や師匠のような存在、メンター、影響力のある人は誰ですか?(過去もしくは現在で)

私にとって、それは母と父でした。母は究極のポジティブ思考の持ち主で、父はサーバント・リーダーの最たる例でした。私の人生観やリーダーシップに対する見方は、主に両親から学んだものです。

2.あなたの人生において転機となった出来事について振り返ってみましょう。こうした出来事から何を学びましたか? あなたの人生にどのような影響を受けましたか?その答えを書き出してみてください。

私のリーダーシップ観において、両親から受けた2つの教えを紹介します。

母は私に謙虚であること、他人を評価したり、批判したりしてはいけないことを教えてくれました。「ケン、あなたが他の誰よりも『できる人間』だとえらそうな態度を取ってはダメよ。だからといって、誰かが、あなたよりも自分の方が優秀だという態度を取ってきたときには、黙って受け入れないでね。誰にでも『真珠』のように、それぞれキラリと光る良さがあるのだから。そのことを決して忘れないで。時にはそれを見つけるために、掘り下げて探さないといけない場合もあるのよ。」

そして、アメリカ海軍の提督を務め、退役した父も私に教えてくれたことがあります。中学1年生のとき、私は学級委員長に選ばれました。その日学校から帰宅した私は興奮し、やったぞ!と勝ち誇って喜びを伝えました。すると、そんな私に父は言ったのです。 「おめでとう、ケン! でも、学級委員としての地位を利用してはいけないよ。偉大なリーダーが慕われるのは、「ポジション(地位)」の力を持っているからではなく、1人の人として尊敬され、信頼されているからだよ」と。

3.あなたのリーダーシップ価値観をリストアップし、あなたにとってどのような意味を持つのか、定義してください。

まず、あなたがリーダーシップを発揮する際に大切にしている、あらゆる資質や原則をリストアップしてください。例えば、誠実さ、学習、卓越性、ユーモア、愛、力、忠誠心、成功、安全などです。たくさんでてきた場合は、長い価値観のリストになるかもしれません。リストに挙げた中から、それぞれの価値観を他の価値観と見比べて、比較し、あなたのリーダーシップ観に最も深く影響を与え、大切に感じているものを3~5つに絞り込みます。

私は大切にしている資質をすべて挙げた後、自分のリーダーシップ観を絞り込むのは難しいと感じました。そこで、2つの単語を組み合わせた造語、「スピリチュアル・ピース(精神的な安らぎ)」を私の最も重要な価値観とし、次にインテグリティ(誠実さ)、ラブ(愛)、サクセス(成功)を挙げました。上位3~5つの価値観が定まったら、それぞれの価値観があなたにとってどんな意味を持つのかを定義してください。

例として、私のリーダーシップ観では、「愛」をどのように定義しているかを紹介します。

「私は愛を大切にしています。自分自身にも他の人に対しても愛情を感じ、思いやりを持って、他の人への愛を表現し、他の人からの愛を受け取るとき、いつでも私はこの価値観に従って生きていると感じます。」

4.自分自身とチームメンバー対する期待について考え、書き出してみましょう。

これはまさにリーダーシップ観の本質的な部分になります。なぜなら、あなたが抱く期待は、あなたの人生や価値観に影響を与えた重要な人物や出来事から自然に生まれてくるものだからです。

自分自身に対する期待、つまりあなたが理想とするリーダーとしてのありたい姿や行動を他の人にも共有することで、メンバーはリーダーであるあなたに何を期待してよいのかを知ることができます。また、リーダーがメンバーに対する期待を伝えることは、メンバーへの「ギフト」になります。なぜなら、あなたのリーダーシップの下で、メンバーがどうすれば成功できるのかを示すことになるからです。

期待を分かち合うことは、「優れたリーダーシップとはパートナーシップである」という重要なメッセージを強調して、伝えることにもなるのです。

私の「リーダーシップの観」においてこの「期待」に関する部分について、私はメンバーに対して次のようなことを伝えています。 「私が理想のリーダーとして、自分自身に期待している通りに行動できているとすれば、私があなたに対する指示や支援はすべて、あなたが目標を達成し、良い結果を出すのを助けるためで、その過程であなたが自分に対してポジティブな感情や自己効力感を持つことに向けられています。また、私からの期待としては、あなたと一緒に仕事を楽しみたいと思っています。こうして何らかの形で人生における関わりを持つということはとても貴重な機会であり、それを逃したくないのです」。

リーダーシップ観を共有すれば、
リーダーとメンバーの両方にメリットがある

『リーダーシップ観』を育む練習をしていくと、リーダーは自分の過去から影響を受けた経験を再発見し、それらを今の自分と統合していくことができます」とブランチャードのパット・ジガーミ氏は語っています。

さらに、「リーダーが自らのリーダーシップ観を共有することで、チームメンバーはリーダーの意図をよりよく理解でき、結果として従業員エンゲージメントを高めることができるのです」と述べています。 「リーダーシップ観」をまとめておくと、以下のようなメリットがあります。

■メンバーがあなたの価値観や期待を認識するように促すことで、誤解をなくすことができる。
■あなたがより信頼でき、親しみやすい人物であることをメンバーに理解してもらうことで、よりよい人間関係を築くことができる。
■チームとのつながりを深め、協力的になることで、メンバーの忠誠心を育むことができる。

あなたの「リーダーシップの観」を具体的に見ていくことは、まさに自己発見のプロセスそのものです。急ぐ必要はありません。このプロセスは想いや感情も伴うため、決して簡単なものはないからです。 それでもぜひ、自分のリーダーシップ観にしっかりと向き合ってみてください。そうすれば、きっとあなたは自分がリードするチームメンバーとより深くつながり、さらに生産的な関係を築くことができるでしょう。

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著者について

ケン・ブランチャード博士は、国際的なマネジメント・トレーニング・コンサルティング会社であるブランチャード社の共同設立者兼CSO(Chief Spritual Officer, 最高精神責任者)。『新・1分間マネジャー』の共著者であり、その他にも65冊の著書があります。その総売上部数は2,100万部を超えている


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