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ケン・ブランチャード社からの最新情報リーダーシップ・部下育成

日本企業が直面している危機とは?ブランチャード社「2024年人事・人材開発トレンド調査」からの考察

ブランチャード社は、長年にわたり人事・人材開発のフィールドで革新的なトレンドとその動向に関する包括的な調査を実施してきました。最新版である「2024 HR/L&D Trends Survey」では、2023年の11月から12月にかけて、世界81カ国、2000名を超える人材開発の専門家たちから得たデータを基に、今後の企業戦略に影響を与える重要なトレンド情報を提供しています。今回の調査結果から、日本企業が抱える課題が浮き彫りになりましたので、その一部をご紹介します。

管理職の負担増加
世界的にみて、管理職への関心が薄れている現象が顕著で、特に日本ではこの傾向が突出しています。

管理職が直面する課題は多岐にわたり、ハイブリッドワークの管理、コンプライアンスへの対応、多様な労働形態への適応など、その負担は増大の一途を辿っています。この状況を放置すれば、組織やチームが持つ潜在能力を十分に発揮することが難しくなる恐れがあります。これに対する解決策として、セルフ・リーダーシップの概念が重要なキーワードに浮上しています。管理職にだけではなく、一人ひとりのスタッフが自律性を持ち、積極的にリーダーシップを発揮することが、組織全体の負担軽減と成果の向上に繋がるでしょう。

AI技術の活用の遅れ
AIの導入と活用は、グローバルな視点で見ると急速に進んでいます。イノベーションを推進するアーリーアダプター** たちは既にその利点を享受し、業務の効率化や創造性の向上に寄与し始めているとみられます。
**アーリーアダプター:新しいサービスや商品を比較的早い段階で購入・利用する人たちのことで、トレンドに敏感で、且つ周囲への影響力が強いなどの特徴がある

しかし、日本に目を向けると、AIを活用している企業や個人はまだ全体の22%に過ぎず、その中でもさらにAIの活用を拡大しようと考えているのは半数(57%)にとどまります。

その結果、日本ではAIの活用をしていない人(78%)のうち、2024年からAI技術を活用しようという人は、グローバル平均(46%)を大きく下回る結果(17%)となっています。 日本においてこのAI技術の活用の遅れは、グローバル競争においてさらに立ち遅れるリスクをはらんでいます。AI技術を積極的に取り入れ、社内で活用事例を共有し、その恩恵を最大限に活用することが、今後の成長のカギを握ります。

ブランチャード社の調査結果はその他もございます。2024年における人事人材開発の分野で予想される多くの挑戦を浮き彫りにしています。しかし、これらのトレンドを適切に理解し、それに応じて戦略を調整することで、企業は新たな成長を遂げることが可能です。 詳細なデータや分析結果にご興味のある方は、ぜひブランチャード・ジャパンまでお問い合わせください。


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