SLII®の学びの実践と定着を促進する最強ツール:LAP

2016年5月20日に「講師の会」が開催され、約20名にご参加いただきました。
※「講師の会」とは:SLII®認定講師の方々が交流し、それぞれの会社でのSLII®展開取り組み事例を共有したり、教え方や学習の定着の仕方などの悩み相談をしたりする場です。夜に開催しておりますので、軽食やアルコールなども交え和気あいあいとした雰囲気です。毎年、年に2回ほど開催しておりますので、是非お気軽にご参加ください。

今回は、「研修での学びを定着させるためにどのように工夫しているか」について参加者間で情報交換をしました。

参加者の皆さまからは、ポスターの掲出、リマインダーメールの送信、トップからの情報発信、フォローセッションの実施等、様々な例が出ましたが、中でも「SLII®を使って業績を上げた支店の紹介」と「パフォーマンスマネジメントの目標設定において開発レベルを記入させる」といった取組み例は、特に皆さんの興味を惹いていました。

ブランチャード・インターナショナル・ジャパンの橋本真からは、学びの実践と定着を促進するツールとしてLAPをご紹介致しました。LAPとはLeader Action Profileの略で、ケン・ブランチャード社が開発した360度調査ツールです。

360度調査自体は、多くの企業で導入済みだと思いますが、LAPの特徴としては、質問項目がSLII®のモデルに即しているということです。たとえば、メンバーとの接し方において、リーダーによる指示的行動や支援的行動の過不足がわかります。また、調査を通じて、目標設定や1対1の話し合いの進め方についてもメンバーからのフィードバックが得られます。
一般的な360度調査ですと、「結果レポートを読んでおしまい」というリーダーが少なくない現状がありますが、LAPの場合は、結果レポートをSLII®の講師と一緒に読み込むことで、SLII®の学びを活かして、どのようにしたら各メンバーの業績やモチベーションを上げることができるのか具体的に把握することができます。

質問数は選択式が50問、自由記述質問が3問、回答者はリーダー本人とメンバーたちで、回答に要する時間は20分程度です。

調査結果レポートの抜粋

調査結果レポートの抜粋

参加者の中には、学習の定着や効果測定のために、LBAII®(リーダー行動分析)ツールを360度的に活用されている方もおられ、LAPとの違いについてご質問いただきました。最大の違いは、LBAII®は、

・架空の状況設定において、自分のリーダーがどのように対応するかを想像して回答する

のに対し、LAPは、

・実際に、自分のリーダーが日ごろどのような行動をとっているかを回答する

ことです。そして、LBAII®ではリーダーのリーダーシップスタイルの柔軟性や効果性が数値で現れる一方、LAPでは自分のメンバーそれぞれに対し、どの程度効果的にリーダーシップスタイルを発揮しているかがわかります。さらには、自分の行動の効果性とメンバーの仕事や組織への満足度の関連性も読み取ることができます。

「講師の会」では早速LAPの導入を検討し始める方が複数いらっしゃいました。
LAPについてさらに詳しくお知りになりたい方は、是非私どもにお問い合わせください。お問合せはEメール(info@blanchardinternational.jp)にて承ります。

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