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リーダーシップ・部下育成リモートワーク・研修

バーチャル・チームを効果的にリードするための3つのポイント

今、COVID-19(新型コロナウィルス感染症)対策として、在宅勤務を余儀なくされている人や組織は多いのではないでしょうか。ある意味、働き方改革が本格的に進むきっかけになったといえるかもしれませんね。
にわかに脚光を浴びている在宅勤務ですが、世界を見渡せば、米国を始めとして、在宅勤務がすでに当たり前になっている国は少なくありません。業種や職種にもよりますが、この機に、仕事とは本当に決められた時間に決められた場所に集まらないとできないものなのかを考え直してみてもよいのではないでしょうか。
また、今回のことがなくても、グローバルにビジネスを展開する企業では、世界各国に散らばるメンバーをバーチャル・チームとして束ねなければいけないことも増えてきています。バーチャル・チームのリーダーの重要性はこれからも増していくことでしょう。
ケン・ブランチャード社では以前から、バーチャル・チームにおけるリーダーシップについて研究を重ね、研修プログラムを提供してきました。ここでは、その知見の一部をご紹介します。

通勤地獄から解放される在宅勤務を歓迎する人々の声はよく聞かれますが、その人たちをまとめていかなくてはいけないリーダーにとっては、「みんなちゃんと働いているのだろうか?」「各メンバーの面倒をどのくらいどうやってみればいいのだろう?」と、不安や戸惑い、焦りが募るもの。しかし、次の3つのポイントを抑えることで、バーチャル・チームを効果的に率いることができるのです。

バーチャル・チームを効果的にリードするポイントその1:信頼構築

チームが効果的に機能するためには、リーダーとメンバーの間、そしてメンバー同士の間の信頼関係が土台として必要です。「信頼関係とは時間をかけて共に時間を過ごすことで自然に構築されていくもの」と考えがちですが、バーチャル・チームはそれができる環境にありません。しかし、信頼構築をスキルとして捉え、チーム全員がそのスキルを学び、スキルを実践しながら意図的に信頼関係を作り上げていこうとすれば、バーチャル・チームに十分な信頼関係が生まれます。
ブランチャードでは、信頼構築のスキルはABCDモデルとしてまとめています。

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ABCDモデルの詳細はこちら

バーチャル・チームを効果的にリードするポイントその2:明示する

忖度上手な我々日本人は、職場の空気を読みながら自分が成すべき仕事(タスク)を察知し、言われなくても取り組むことに長けています。またリーダーも、メンバーの様子を肌で感じながら、助けの手を差し伸べたり、尻をたたいたりしています。しかし、それができないバーチャルな環境では、チームとしての在り方や各メンバーに付与するタスクをよりはっきりと明示する必要があります。
異文化コミュニケーション論に、有名な「高・低コンテキスト文化」という考え方があります。高コンテキスト文化では、言語的に明示されていないことも考慮に入れてコミュニケーションをする傾向にあり、日本人がその最たる例と言われています。日本人は共に働く外国人について「言われたことしかやらない」とぼやくことがありますが、低コンテキスト文化の人には、何をやってほしいのかはっきりと伝えることが必要なのです。
さらに、バーチャルな状況になると、空気を共有しておらず、互いの顔も見えませんから、日本人同士も低コンテキストでコミュニケーションすることが求められてきます。
ブランチャードでは、チームの在り方を明示するための「PERFORMモデル」や明確にタスクをする「ブランチャード流SMARTモデル」を有しています。

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PERFORMモデルについての詳細はこちら

バーチャル・チームを効果的にリードするポイントその3:バーチャル会議ツール

バーチャルに会議を行うためのテクノロジーツールは日々進化しています。現時点、グローバルで最も人気があるのはZoomでしょう。その他に、Microsoft Teams, Skype for Business, Adobe Connectなどもよく使われています。最新のツールを駆使することで、驚くほどにミーティングの生産性を高め、お互いの距離を感じさせないことが可能になっています。
ブランチャードでは、こうした最新のITプラットフォームを活用して、会議のみならず、研修もバーチャルに提供しています。バーチャル研修でも、適切なITプラットフォームの活用と訓練された講師により、集合型研修と同じように双方向のやりとりやグループワークを行い、研修効果を維持することができます。

ブランチャードの最新プログラム「LVT」(Leading In A Virtual Team)では、信頼構築の「ABCDモデル」やチームの在り方の「PERFORMモデル」をバーチャルな環境でいかに活用したらよいかを学べます。また、このプログラムはバーチャルに受講する前提となっておりますので、受講者は、バーチャルな環境でファシリテーターにリードされることを実際に体験することができます。2020年3月時点において、LVT研修プログラムは英語のみのサービスですが、バーチャルなファシリテーションを世界中に向けて行っている第一人者によるプログラムを体験してみませんか?

お問い合わせは、ブランチャード・ジャパン(info@blanchardjapan.com)まで

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